音声言語医学, 48: 139-152, 2007

−教育講演−

音声障害に対する内視鏡的アプローチ
Part2.喉頭ストロボスコープによる声帯振動の記録
―喉頭内視鏡と喉頭ストロボスコープのマッチング―

磯貝  豊

要 約:硬性喉頭鏡と喉頭ストロボスコープの組み合わせは,適正なf値(焦点距離)のアダプターレンズとCCDカラービデオカメラ (画質は,単板CCDより3板CCDのほうが優れている) を接続し,ホワイトバランスを適正に調整することによって,適正なマッチングが可能である.
ビデオ電子スコープと喉頭ストロボスコープの組み合わせは,両者のメーカーが異なるうえに,ビデオ電子スコープは自社製連続光源の使用を前提としているため,光源の色温度,光源の明るさ,ストロボ光源へのライトガイドの差込口の径と最適位置などが異なっており,ホワイトバランス調整やライトガイドの位置調整に気をつける必要がある.
現状では,CCD自体の画質は,硬性喉頭鏡と組み合わせて使用する1/3型CCDのほうが,ビデオ電子スコープの先端に組み込んだ極小サイズのCCDより画質が優れているが,ビデオ電子スコープには,経鼻的に挿入でき,硬性喉頭鏡よりずっと声帯に近接できるというメリットがある.両者の特質を生かして使い分けることが肝要である.

索引用語:喉頭ストロボスコープ,硬性喉頭鏡,ビデオ電子スコープ,CCD,画質


国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センター: 〒324-0011 栃木県大田原市北金丸2600-6

原稿受理:2007年3月2日

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